先週、隣に住む従兄弟夫婦と焼酎を酌み交わしていたとき、
『私、山羊料理好きなんだよね~』
『そうか!じゃぁウチの小さい山羊を一匹オマエにやるわ!』
『まっじーっ!? 超うれピー!』
と、軽いノリで会話を交わしていたら、
本当にやってきました。。。( ̄▽ ̄;)
正確に言うと、
『自分とこの畑につないであるので勝手にもってけ』
と、昨日の朝、従兄弟から電話があったそうな。
ごめんごめんと心の中で呟きながら、力いっぱい踏ん張る
小山羊を引っ張るのは並大抵のことではありません。
母親と離れるのを嫌がってメーメーと悲壮感たっぷりに
叫ぶのを聞きながら、ついついその時点で不覚にも涙が
でそうになりました。
“私に本当にこの山羊をつぶせるかー???”
自給自足を目指しているといいながら、できたら生き物は
避けたいと思っていたのに。。。
その時点では食料にする以外、何か使い道はなかろうかと
考えましたが、オスなので山羊ミルクは却下。
が、雑食なので畑の周辺に生える雑草を食べてもらうのは
どうか???
昨日の夜、従兄弟宅に行ってそんな悩みを打ち明けたところ、
こんな答えが返って来ました。
『だいじょ~ぶ!あと1,2年もすれば憎らしくなって
つぶすのも躊躇しなくなるわっ!』
どうやらこの従兄弟も反抗期の山羊と日々格闘している
そうな。
とりあえず大きくなるにはまだ時間もあるので、どうするかは
ちょっと考えます。
でも、やっぱり、食べてしまうと、思います。
昨日はちょっとセンチになってしまいましたが、こんな事を一つ一つ
乗り越えながら、真の自給自足生活に突入していくんだろうな~。。。
子供の頃、飼育している牛に名前をつけたところ、母親からこっぴどく
しかられた事を思い出しました。
今となれば、その気持ちが、分かる。
その時がきたとき、ブログを見て考え込んでしまいそうなので
写真を載せるのも躊躇しましたが、食育の意味を自分に問い
かけるためにも、記録として残しておこうと思います。
新しい環境にオドオドしている様子の小山羊
ちゃんと命と向き合わねば。
と思った一日でした。